7/17 8月号CQ誌発売! →取締りについて。

今日は7/17…ということは?そうです。CQ誌新号入荷です。発売日は明日ですよ?
今号はモールス通信が特集です。

が、

モービルでアマチュア無線運用をされる運転手の方は、CQインタビュー【総務省 関東総合通信局 電波監視官に聞く】の部分は、目を通しておいた方がいいかもしれないですね。
というのも、なぜ取り締まられるかがあいまいな理解なのと、違反に関して交通法違反と同じくらいに考えていらっしゃる方が多いので。


2015CQ8



講習会の問い合わせで一声目が「ダンプの無線とりたいんで」という方がいらっしゃいます。
この質問の場合100%アマチュア無線のことを指しています。アマチュア無線は業務・仕事目的で使ってはいけません。

無事、免許を取得した後も、「免許持ってれば(開局してなくても)大丈夫でしょ?」とか、「開局申請を出せば(局免状が届く前から使っても)大丈夫でしょ?」とか、「開局していれば(周波数が合っていれば)無線機が変わっても大丈夫でしょ?」とか、「Jなし(海外輸入機)使っててもばれないでしょ?」とか…
「大丈夫ですよ」と答えられる「大丈夫でしょ?」の質問がほぼほぼないです。みんな講習会で勉強したはずなのに…(汗) 最後の質問だけは完全に確信犯ですが。



運用ではなくて、免許証と免許状(局免状)に対する理解が甘いので、下記は取得、更新(再免許)、失効、再取得(新規)の流れです。
①従事者免許証の取得する。
②”実態に沿った申請”で開局して局免状の交付を受ける。逆に、申請どおりの設備を使用すること(周波数の他、4級=20W、3級=50Wなど)
③アマチュア無線の局免状は五年間で、有効期限の一ヶ月前までに再免許申請(更新のこと)を終わらせる。
④一ヶ月前を1日でも過ぎたら、②と同様、新規で申請する(期限経過半年以内か、経過後別人による取得がなければ、コールサインは同じものを申請できる。)。
⑤④で新規申請しても、③の期限と少し間が開くが、その期間は申請中であっても、交付前なので無免許。



上記をクリアした上で、今度は違反に対する認識。
「捕まってもどうせ罰金でしょ?」とか、「捕まっても低姿勢でいれば大丈夫でしょ?」とか、「悪質な時でしょ?」とか気楽に考えている人が多いです。
そもそも運転免許のように点数制ではないので、悪質なケースではもちろんその場で逮捕されます。罰金もケタが違います。
悪質な運用というのはわりと身近にあって、「理解せずに先達の人と同じようにしていた。ら、取り締まられた。」なんてケースは少なくないです。
「もらった無線機だから」と言っても、Jなしは論外ですが、4級なのに50W機、もらったとはいえ変更無届、など、なんの言い訳にもなりません。

説教っぽくなりましたが、無知は罪。というのが顕著でして、「取締りが悪質なのではなく、取り締まられるのは悪質な運用をしているから」ということを理解していただければ幸いです。

http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/denpatyuukei/denpahou.html