特定小電力無線トランシーバー(特小トランシーバー)

特定小電力無線トランシーバーとは…

俗世間一般で“トランシーバー”※1“インカム”※2と呼ばれているものです。
通信出力が低いので他の機器に干渉することもなく、免許不要なので、誰でも使用することができます。
運動会やスポーツ大会等のイベントの運営や工事関連、警備、服飾・飲食店等のショップなどさまざまな用途で使われています。
電話と違い、チャンネル番号を合わせて、一人が発信して多数が聞く、というスタイルです。


10mW以下の無線を指す

通信距離は短いのですが、もう少し届かせたいという場合にいくつか考慮する点があります。

1.ロングアンテナの機種を選ぶ … この規格はアンテナの換装ができないので、通信距離を稼ぐにはあらかじめロングアンテナの機種を選ぶ必要があります。

2.中継器を導入する … 電波を中継してくれる中継器をうまく使えば、遮蔽物があっても通信距離が伸びます。(中継器対応の機種のみ)

3.障害物のない開けた高地に行く … どの無線機でも言えることなのですが、ロケーションの改善により通信距離を伸ばせます。

上記の工夫によって、アマチュア無線のように不特定の方と遠距離通信を楽しまれる愛好家(フリーライセンスラジオ愛好家)の方も年々増えておられるようです。


メーカーや機種が違っていても、同じ規格のトランシーバーであれば通信が可能です。
 →規格は同じですが、メーカーごとにチャンネルの表記が異なります。(下記をご参照ください)

SPXB
icomの01ch(左端)を基準にしたチャンネル表示
この状態でそろって通信できます。
SPXA
icomの12chを基準にしたチャンネル表示
この状態でそろって通信できます。
icom(IC-4300L)-01ch
KENWOOD(UBZ-EA20R)-1ch
YAESU(FTH-307)-01ch
ALINCO(DJ-P221L)-b01ch
icom(IC-4300L)-12ch
KENWOOD(UBZ-EA20R)-h1ch
YAESU(FTH-307)-1ch
ALINCO(DJ-P221L)-L01ch

対応表はこちら


※1トランシーバー…正:送信機(Transmitter-トランスミッター)と受信機(receiver-レシーバー)をあわせた造語。通話用の通信装置の総称。
規格ごとに通信方式や周波数が違うので、購入される時は気にされたほうがいいです。
※2インカム…正:インターカム。ハンズフリーで双方向同時通話できるシステムのこと。
実はトランシーバー自体のことでもなければ、ヘッドセットのことでもないので、この呼称はできれば避けたほうがいいと思います。


特定小電力無線トランシーバーには下記の種類があります。
単信…単一の周波数を使い、一方が送信している間は受信の交互通話。
   送信(通話)する時だけスイッチをオンにするプッシュトゥトーク(PTT)方式。

半複信…一般的にはレピーター方式を指す。単信と同じくPTT方式。中継するために二つの周波数を使う。
    半複信という言葉は、実は定義や解釈があいまい。

複信…送信用と受信用と二つの周波数を使う為、同時通話ができる。インターカムはこの方式。
   クレーン作業の無線やバイクのタンデム、一部のドライブスルーや放送のレポートなどで用いられる。通信距離は短く、1対1の通信となる。


メーカーごとのCH表記の違いはこちら

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